2月の近畿山陰山陽の旅 03

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 朝9時35分に津和野に向けて発ったというのに、なかなかたどり着けない。
 山陰本線から山口線に、益田で40分以上待ち合わせがある。
 益田市内で地酒を買い、山口線に乗り換える。
 1時間に1本平均、単線ディーゼルカー、しかも1両という極め付きのローカル線だ。
 津和野には正午前に着いた。
 1970年代には「ディスカバージャパン」もしくは「アンノン族」などで観光客が膨大に押し寄せた津和野。
 島根県にあるのではなく、多くの人に山口県だと思われている津和野。
 駅前はいたって平凡。
 約5分ほど歩くと白壁の古い街並みに行き当たる。
 津和野と言ったら古い街並みにコイ、森鴎外、西周なんだろうね。
 その通りの中ほどにある竹風軒に山田仁通さんを尋ねる。
 山田さんが「包友会」の島田博さんを呼んでいただき、浜田で揚がるサバの話、高津川でのアユカケの養殖、それを使った料理の話などをする。
 これはあくまでも県アドバイザーの仕事の延長線上にあること。
 この話が長くなりすぎた、2時45分の汽車の時間を過ぎてしまって、なんと次は4時50分までないのだ。
 ボクは観光地が苦手だ。
 古い協会、武家屋敷、ちっとも面白くない。
 このような古めかしいだけで生きていない街並みが苦手なのだ。

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 致し方なく散髪などをして時間をつぶす。
 この理髪店、ていねいな仕事だし、店は清潔でなかなかよかった。
 そろそろ5時という時間に山口行きの汽車にのり、乗り替えて新山口に至ったところがすでに7時を回っている。
 8時前に徳山に着いた。
 すなわち津和野に立ち寄る限り選択の余地はまったくなく、山口か徳山あたりで泊まるしかないわけだ。
 ホテルサンルートの部屋に入ったら、もう体力的には限界となっていた。
 ベッドに倒れ込んで11日は終わりとなる。

竹風軒
http://fish.miracle.ne.jp/tikufu/tikufu/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


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このページは、管理人が2009年2月15日 15:51に書いたブログ記事です。

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