朝9時35分に津和野に向けて発ったというのに、なかなかたどり着けない。
山陰本線から山口線に、益田で40分以上待ち合わせがある。
益田市内で地酒を買い、山口線に乗り換える。
1時間に1本平均、単線ディーゼルカー、しかも1両という極め付きのローカル線だ。
津和野には正午前に着いた。
1970年代には「ディスカバージャパン」もしくは「アンノン族」などで観光客が膨大に押し寄せた津和野。
島根県にあるのではなく、多くの人に山口県だと思われている津和野。
駅前はいたって平凡。
約5分ほど歩くと白壁の古い街並みに行き当たる。
津和野と言ったら古い街並みにコイ、森鴎外、西周なんだろうね。
その通りの中ほどにある竹風軒に山田仁通さんを尋ねる。
山田さんが「包友会」の島田博さんを呼んでいただき、浜田で揚がるサバの話、高津川でのアユカケの養殖、それを使った料理の話などをする。
これはあくまでも県アドバイザーの仕事の延長線上にあること。
この話が長くなりすぎた、2時45分の汽車の時間を過ぎてしまって、なんと次は4時50分までないのだ。
ボクは観光地が苦手だ。
古い協会、武家屋敷、ちっとも面白くない。
このような古めかしいだけで生きていない街並みが苦手なのだ。
致し方なく散髪などをして時間をつぶす。
この理髪店、ていねいな仕事だし、店は清潔でなかなかよかった。
そろそろ5時という時間に山口行きの汽車にのり、乗り替えて新山口に至ったところがすでに7時を回っている。
8時前に徳山に着いた。
すなわち津和野に立ち寄る限り選択の余地はまったくなく、山口か徳山あたりで泊まるしかないわけだ。
ホテルサンルートの部屋に入ったら、もう体力的には限界となっていた。
ベッドに倒れ込んで11日は終わりとなる。
竹風軒
http://fish.miracle.ne.jp/tikufu/tikufu/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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