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新潟市内から南下、午前4時半過ぎに新潟中央卸売市場に到着する。

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田園地帯に突如立つ無機質な建物があって、「市場らしくないな」と感じて一度通り過ぎてしまう。
場内は清潔無比。
明るく、床には台があって、ここに荷が並んでいる。
80万都市の割りにこぢんまり小さい。
3年前にたったという建物は廊下などを歩いていると、まるで病院にいるような錯覚に陥る。

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新潟冷蔵の赤井田さんに帽子を貸していただき、競り場を歩く。
まず最初に目に飛び込んで来たのがカツオである。
宮城県、千葉県から1尾入りを始め大量の荷が来ている。

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本来カツオのとれない新潟なので、ほとんど陸送ものだというのは当然だが、それにしても多い。
そして神奈川県横須賀市長井からマサバ。
宮城県石巻からゴマサバ。
ともに半端な量ではない。
ここで気づいたのだが、仲買にトラックが到着して荷を下ろしている。
これは明らかに万代島の新潟漁業協同組合からの、地物や新潟県になくてはならないニシバイやバイ、ナンバンエビ(甘エビ ホッコクアカエビ)だ。
新潟中央卸売市場の仲買は万代島で地物を買い、中央市場で主に陸送ものを仕入れるようだ。
新潟県人のツブ好きを反映して北海道からクリイロエゾボラ、アツエゾボラなどが来ている。
ロシア産のズワイも山積み状態である。
またここにも青森県尻屋崎や北海道などから新サンマが来ている。
活け締めのマアナゴもたっぷり。
これも新潟近海ではほとんどとれないもの。
主に陸送ものを扱う市場であること、東北各県と北海道の荷が抜群に多いのも特徴だろう。

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さて、仲買の方も見て回ったが、それほど強く新潟を感じさせるものはなかった。
そして市場飯も平凡。
車に戻り、2時間ほど仮眠。
こんどは本町市場を目差す。

新潟中央卸売市場

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