2月の近畿山陰山陽の旅 04

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 翌12日は4時前に目覚める。
 慌ただしく着替えして、ホテルの裏を通り、海のにおいがしてきたな、と思ったとき正面に市場らしい建物が見えてきた。
 明るい闇の中に明らかに人の蠢く様子が見て取れる。
 これが『周南市地方卸売市場水産物市場』である。
 この市場が面白かった。

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 地魚の豊富さはもちろん北浦(仙崎、萩)、岩国、下関、福岡などの荷があり、塩干などの場所ではクジラの加工品もあった。
 午前7時まで見学して、いちどホテルに戻り、8時過ぎまで休む。

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 帰り道フェリー乗り場そばに映画に使われたという「人間魚雷 回天」の実物大模型を見る。
 なぜここにあるのか不明だが、まことに忌まわしいこの国の軍国主義的な象徴であって。
 よりたくさんの方に見てもらい、戦争という恥ずべき歴史を知って欲しいものだ。

 午前8時半過ぎの山陽本線は混んでいると言うほどでもないが、シートの半分以上は埋まっている。
 通勤時間としては遅い時間だから、山陽本線は明らかにローカル線ではない。
 柳井で降りて、街をひとめぐり。
 国木田独歩旧宅のみが面白かった。
 その後、広島に向かい。
 広島着が1時過ぎ。
 とにかく一度乗ってみたかった市電に飛び乗り、慌ただしく広島風お好み焼きを食べて、また慌ただしく駅まで戻る。
 駅に到着する間際、市電が急カーブするときに市場らしい建物を発見する。
 これが「愛友市場(駅前市場)」であった。
 ここが素晴らしい市場であって、魚は新鮮だし安いし、言うことなし。

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 八丁堀、えびす町など広島の繁華街で潰した時間の何と無駄であったことかと悔やむ。
 駅前市場で刺身をたっぷり買い込み。
 午後3時過ぎの、のぞみで帰路につく。
 帰宅は午後9時過ぎ。
 ここに旅は終わる。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


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このページは、管理人が2009年2月15日 17:50に書いたブログ記事です。

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