2002年に鮮魚、加工塩干、飲食店などの共同店舗としてできる。
立地的に観光的な要素が多々ある。
年間入場者数70万5000人。
周辺にも観光市場が並び、カニの季節(冬)には観光客がたくさんおとずれる。
店舗数の減少など、紆余曲折があった模様だが、観光市場としては成功している。
『かろいち』の外観はいたって素朴で、無駄な装飾がなく、薄汚れた感じがしない。
薄汚れた外観というのは無駄な装飾や、周辺に配慮しない突出した色合いの建物に現れる。
『かろいち』は外観の点からして好感が持てる。
中に入るとややがらんとして寂しい。
鮮魚店4、とうふちくわの店1、JA農産物を売る店1、飲食店4。
店舗数が少ないのが難点だともいえそうだ。
鮮魚店は非常に優秀である。
持ち帰りなどにも配慮がなされている。
これなら真の魚好きにも愛されるはず。
近くにある賀露漁港水揚げのものが、すぐここで手にはいるというのはまことに素晴らしい。
魚屋の店頭を見ていく限り、8割方地物(境港のものも含む)、あとの2割が陸送もの。
この数字は観光的な市場としては見事だろう。
出来る限り地物を売る市場であり続けて欲しい。
鳥取と言えばソデイカ、白はた(ハタハタ)、サワラ、ブリ、アカガレイに、れんこ(キダイ)。
沖きす(ニギス)、もさえび(クロザコエビ)、赤えび(ホッコクアカエビ)、赤ばい(エゾボラモドキ)、白ばい(エッチュウバイ)、テナガダコ。
冬季には名物松葉がに(ズワイガニ)もでてくるだろう。
飲食店が4。
市場料理を掲げる店、カニの専門店もある。
すし屋があるのも魅力的だ。
最後に出色なのが農産物のあることだ。
『JAいなば』の店頭には地物野菜が溢れている。
卵や牛乳、惣菜や「はまちゃ(カワラケツメイ)」もある。
残念なのはやはり店舗数が少ないこと。
これさえ克服すると市場好きのパラダイスともなりそう。
●本ページは改訂をしていく
食の満足度 ★★★
●食の満足度は、食に関する発見、うまい食材が手に入る度合い。満足度が高いほど★が増える。満点は5つ★
気軽さ ★★★★★
●気軽さは、一般人が入って買い物が出来るかできないか。買い物がしやすいほど★が増える。満点は5つ★
市場の種類/観光市場
住所/かろいち 鳥取市賀露町字西浜1757の1283
http://www.karoichi.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/