2010年2月17日アーカイブ

博多の街へ

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荷物を置き、6時過ぎになんとなく外出。

天神3丁目からバスに乗り、中洲で下車。

天神から中洲とまことに近代的な建物ばかり。

やたらに硬質な川沿いに建つビルのなんと味気ないことか。

本当に最近の建築家はろくでなし揃いである。

建物に暖かさや知的な奥行きが感じられない。

恥を知るべし。


櫛田神社をめざすが、川端通り商店街という寂しい通りを歩いていて、あまりの寂しさと、強い疲労感で断念。

小さな公園の脇に屋台4軒が並んでいるのを発見。

なかの『えびちゃん』というのは微かだがテレビで見たような。

なんだか薄ら寒いので〝おでん〟の文字ののれんを見つけて飛び込む。

博多の屋台は入り口がわかりづらいな、なんて、ちょっと発見。

(後日、『照ちゃん』という屋台であることが判明)

ついでに想像以上に狭くて窮屈。

とりあえず、おでん。

ロールキャベツや団子状の薩摩揚げ、煮染めた豆腐など。

これがうまい。

喉がからからで、ビール大瓶1本を一気に飲み干す。

おでん鍋に「はんぺん」が浮かんでいるのが、大発見。

気さくなオヤジさんに聞くと

「はんぺんは5、6年前からだね。博多ではんぺんをおでんに使うのは珍しい と思うよ」

小菊という焼酎のお湯割りにかえて3、4杯。

あごの干物とおでんの追加を追加する。

店内のお客同士も和気あいあい。

なかなかいい気分で酔えた。

公園脇の屋台を出たのが8時前。

屋台に入ろうとして行きつ、もどりつしている片割れの女性が、「トイレあるのかな?」なんて言っている。


そう言えば、屋台の将来はどうなんだろう?

博多から屋台がなくなると、観光都市としての損失は計り知れない。

往々にして役人というものは、コンクリートでムダな建物を造ることだけしか考えないようだ。

できることなら政治も変わってきていることだし、「屋台をなくそう」なんて愚かな、知的能力を疑うようなバカげたことだけはやめて欲しい。


疲れてきてタクシーで市場前のホテルに行ってくれ、というとかなり離れたところ、中央市場正門前で下ろされる。

暗いなかに浮かび上がる赤いのれん。

そういえばご飯的なものを食べていないな、なんて、のれんをくぐる。

なににしようか迷っていると、「ちゃんぽんあるよ」

「それにします」というと「焼きにすると?」

焼ちゃんぽんというものがあるらしいのでお願いする。

これはチャンポンの麺、具をソースで焼いたもので、なかなかうまいのだ。

食堂のお客さんたちも、親切でいい人だった。


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ホテルで原稿を送り、お風呂に入ると眠くなる。

今日の1時過ぎから起きている。

疲れ果てて午後9時過ぎに寝てしまう。

博多をめざす

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6時まで原稿を書き、画像の整理。

25分、真っ暗な外に出る。

新横浜近く、740分に大きな忘れ物に気がつく。

それがカメラなのだから取り返しがつかない。

結局1時間以上かけてもどる。

再度の出発は9時ちょうど。

1029分、のぞみで九州をめざす。

横浜発なのでシュウマイ弁当。

これ好みなのである。

3時間以上のロスは後々大きな損失となる。

新幹線ではひたすら文字を打つ。

小倉着が1450分。

遅い昼ご飯はホームで豚骨ラーメン。

鹿児島本線快速で東郷へ。


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九州の電車にのるたびに思うことだが、どことなく派手だ。

今回のった電車の座席だって赤いヒョウ柄なのだからすごい。

道の駅 むなかたで「のーさば」と、「のーさば料理」、「あじ茶漬け」を買う。


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 道の駅の方にバスで来れます、と言われたが、現実には本数、バス停からの距離を考えるととても無理。

往復タクシーを使うしかなく、料金ほぼ4000円かかる。

貧乏旅行なのでまことにいたい。

東郷駅近くで〝茶漬け用サバ〟というのを見つける。

〝茶漬けサバ〟はサバの短冊をゴマと醤油につけ込んだもの。
九州ならではの甘い醤油が味の決め手だ。

〝茶漬け〟というのは明らかにこの周辺での魚料理として独立している。


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博多着5時過ぎ。

地下鉄利用での中央市場近くのホテルまでが遠い。

博多→天神駅→徒歩約10分。

市場前にあるSBホテルという安ホテルにチェックイン。


道の駅 むなかた

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