2月の近畿山陰山陽の旅 02

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 翌10日は薬師神さん(薬師神かまぼこ)、福地さん、関門海さんなどと浜田漁港を見学。
 この日は一本釣りと巻き網だけの水揚げで少々寂しかった。
 マジマジ君、ヤマトシジミさん、大黒様ともども水揚げされた魚や浜田漁港の特徴を説明する。

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巻き網で水揚げされていたのがマルアジと小サバ。ともに脂がのっていてうまかった。

 その後、浜田市公設水産物仲買市場(魚商マーケット)、食品市場、スーパーなどにより、10時過ぎに水産技術センターへ。

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浜田市公設水産物仲買市場に並ぶ魚。総て水揚げされたばかり、しかも安い

 浜田市公設水産物仲買市場は来るたびに感動できる市場である。
 見事な活けオコゼを見つけてついつい買い込み、巻き網のときにいただいたマルアジ(アオアジ)、マサバとともにマジマジ君にあずける。
 ここで佐政水産の佐藤さん、大阪魚市の桝谷さん、マリンフーズの山本さんが加わる。
 お昼は水産技術センターでお弁当。
 ここにオコゼの活け造り、マサバの焼き切り、マルアジの刺身、おまんずし、角寿しなどが加わる。
 薬師神啓一さんにオニオコゼを活け造りにしてもらったのだが、見事と言うしかない。
 薬師神さんは、かまぼこ屋さんである以上に料理人であることがわかる。
 またお弁当はともかく水揚げされたばかりの魚のうまいこと。

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浜田の天ぷら、おまんずし、角寿し、オニオコゼの姿造り、マサバの焼き切り、マルアジの刺身。港に来たら水揚げされた魚を食べなくてはいけませんなー

 午後1時から『ブラッシュアップ講座 おさかななんでも座談会』で3時間あまりの司会。
 生まれて初めての経験なので非常に疲れる。
 ただ県が主催する会としては、過去にない実り多いものであったと確信する。
 たぶんコストの点からしても最上のものであったはずだ。
 このような会を続けることが、地元の水産業者、他県との業者との距離を縮める最善の策だろう。
 ただし今現在(2月13日)会の後の報告書、新しく展開できそうな事業のためのアフターケアに追われている。
 その上、「この人にも話を聞くべきだった」、「この産物にはこんな問題点があったのだな」、なんて振り返ってみるに反省点が多いのに気づく。
 たぶん一つの会で、これほどの実りがあるとは想像できなかったはずだ。
 その後、場所を移して試食会を兼ねた宴があり8時半に会は終了する。

 3時間あまりの会の進行役で、思った以上に体力を消耗。
 この日は、この時点で思考停止。
 長い長い一日が終わる。

 翌11日は午前4時過ぎに起きる。
 5時には浜田漁港。

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 昨日底引きの水揚げがなかったので、改めて福地さん、佐政水産佐藤さんなどに魚貝類の説明をしていく。
 浜田漁港競り場の半分ほどが魚で埋まっていて、福地さん、佐政水産さん、薬師神さんなど浜田初心者はその量に驚いている。
 ただし、これは「一隻の水揚げに過ぎないんだよ」と説明すると改めて沖合底引きの膨大な水揚げ量に驚きを隠せないようだ。
 その後、魚商マーケットで買い物。

 ヤマトシジミさんにJA直売所を見せてもらって、この値段の安さ、冬なのにも関わらず商品の多さに、ちょっと興奮する。
 これはボクの勝手な意見なのだけど、魚貝類の知識だけあってもなんの役にも立たない。
 食総ての知識がないとだめなのだ。
 ボクは野菜を見るたびに興奮し、食用卵の種類、みそしょうゆに心乱される。
 午前9時半過ぎに浜田を後にする。

薬師神かまぼこ
http://www.yakushijin.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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このページは、管理人が2009年2月17日 06:18に書いたブログ記事です。

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