魚貝類を探す旅: 2010年7月アーカイブ

11日夜10時45分に自宅を出る。
野猿街道を北野に出て北上、八王子インターから高速へ。
新潟中央ICを午前3時過ぎに出る。
雨は時に強く降り、小降りになる。
風が強い。
万代島の新潟漁業協同組合には3時半に到着。
当たりはまだ暗い。
ゆっくりゆっくり走ってきたのに5時間かからなかった。
場内に入ると、がらんとした大きな空間の下にたくさん発砲が並ぶ。

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平凡な魚ばかりだが、総て撮影。
頭の中に新潟の魚貝類地図を作っていく。
土地土地でとれる魚を総体的に見ていく、それをなんとなく地図化していくのが非常に重要なことなのだ。
ちなみに頭の中で系統樹を作って見ていくと便利だ。

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ミズダコ、バイ、サザエ、阿賀野川産シジミ(ヤマトシジミ)。
新潟でこれほどまとまってシジミがとれるのも知らなかったのだ。
当然新潟名物のイワガキがある。
イワガキを昔から食べている地域はそんなに多くない。
新潟は秋田県象潟、山形県、鳥取県などとともに、日本海でイワガキを食べる習慣を古くから持っていた地域。
大振りのマアジ、ツクシトビウオ、ハチメ(ウスメバル)、見事なアマダイ(アカアマダイ)、スズキ、シロギス、クロウシノシタ、アカシタビラメ、ノドクロ(アカムツ)、ヒラメ、サワラ、ウマヅラハギ、ホウボウ、カナガシラ、シログチ、チダイ、キダイ、マダイ。

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ドジョウが活け、割きともにたっぷり。
甲殻類はクルマエビ、ガザミ。
佐渡からブリ、コチ、イネゴチ、ヤマブシ(ババガレイ)、大量のオコゼ(オニオコゼ)、ホッケ、大量のイシダイ(大小)、コクチイシナギ、ウミタナゴ、アラ、ソウハチガレイ、ヤナギムシガレイ、アカガレイ、クロソイ、キツネメバル、キジハタ、クロダイ、
同じくケンサキイカ、スルメイカ。
モズク(たぶんイシモズク)の生と塩蔵、ウミゾーメン。
陸送では焼津からマサバ。
青森県、山形県、秋田県などからオオバイ(大ばい オオエッチュウバイ)、中バイ(ツバイ)。
ナンバンエビ(甘エビ ホッコクアカエビ)は青森県から。
珍魚、珍貝、珍動物は見られないが、どれも見事としかいいようがない。
新潟県の人は「うまい地魚を食べてるな−」と思う。
今回の発見は地味だけどイネゴチ。

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大発見はドジョウ。
活け、割きともにたっぷり。
夏には柳川というのが新潟の風物詩らしい。

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新潟の海は暖かいのである。
そして大量に水揚げされていたオニオコゼ。
青森県、山形県、秋田県などからニシバイ(チヂミエゾボラ)、オオバイ(大ばい オオエッチュウバイ)、中バイ(ツバイ)。
ナンバンエビもやや高めだ。
なんとなく下ばかり見ている内に時間を忘れ去ってしまっていた。
場内のアナログ時計を見ると4時を回っている。
大慌てで車に戻り、万代島を後にする。
すでに夜は明けている。

新潟漁業協同組合

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